声優用語で『ブレス』とはそのタイミングで息継ぎをする、間を取ることを意味します。

適切にブレスを入れられるというのは声優を務める上での基本的な能力のひとつになるといえます。アテレコの際には、画面上に表示されているキャラクターの口パクに合わせてブレスを入れなければなりませんので、息が続かないからと言って自分のタイミングで自由にブレスを入れられるわけではありません。

表示されているキャラクターの口パクのタイミングをしっかり覚えてブレスを合わせられるようにしておかないと、キャラクターが口を閉じている間にセリフが流れてしまうという不自然な状態を引き起こしてしまったり、キャラクターは口をあけて喋っているのに、セリフが流れないというような状態も引き起こしてしまう可能性があります。

ですので、声優の方々は台本をもらった際に、どのタイミングでブレスを入れるのかを台本に書き込む方もおられます。特に長いセリフを一息に言うような場合は、きちんとタイミングを押さえておかないと台詞の途中で息が持たなくなってしまうことさえ考えられます。そうならないように、長いセリフの前などにはブレスを入れ、セリフに備えておくことも必要となります。