声優学校に行く人全てが、その後声優になり皆が幸せな気持ちで夢を叶えている…そんなわけではありません。残念ながら憧れの声優になり自分がしたい仕事が出来るようになるのはほんの一握り。

今回は聞きたくないけれど知っておくべき、声優学校に通った人の末路のお話をしましょう。

声優学校でどれだけ本気になれるか

声優になるという夢を頂き誰もが声優学校に入学してきます。入学したばかりの頃は希望がいっぱい。アイドル声優になりたい、好きな声優さんのようになりたい、好きなアニメの声をやるのが夢…自分はここで必死に勉強すればきっと夢は叶えられる、そう思っていることでしょう。もちろん、希望を胸に努力するのは素晴らしいことです。

声優学校は入学前は前向きなことしか言いません。「入学をすれば一流の声優になれる」「ここの卒業生は今活躍している○○と△△がいる」と学校側もアピールしていたはずです。それは全て間違いではないかもしれませんが、全てをプラスに捉えて良いほど簡単な世界ではありません。

”声優学校時代でどれだけ本気になれるか。”

それによって一握りしかなれない声優の道を歩んでいくのか、結局夢をかなえられない後悔だらけの末路が待っているのか、が決まるのです。

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夢のレベルを下げていくという末路

ここで一例として声優学校で学ぶある人の末路をご紹介しましょう。

その男性は声優になるという夢を抱き、声優学校に入学しました。今までの勉強とは違い、ここでの勉強は全て夢をかなえるための勉強!そう思ってやる気にみなぎっていましたが、残念ながらそれは長くは続きませんでした。

声優学校で学ぶうちに、「アフレコの授業は楽しいけど発声基礎はつまらない」などと思うようになり、「この授業は簡単に単位が取れる」「こっちの授業の先生はウザい」と授業に対する思いや態度が変化するように。

周りには同年代の友達ばかり、高校の時はオタク扱いされていたけど今は気の合う仲間も多い、そんな環境で毎日一緒に遊んでいたら楽な方に流れてしまっていたのです。

入学するまでは親に対しても「絶対真面目に頑張るから!絶対声優になってみせるから!」そう力説していたのは、もう昔の話。安くない授業料と家賃や生活費まで出してもらい、彼はだんだん日々を好きなように自由に過ごしていくようになってしまいました。

もちろんそんな状況で声優の夢が近づいてくるはずもありません。

トップレベルの声優を目指して入学したはずが、だんだん夢のレベルが下がってきます。なぜなら高校生活の延長で学生気分が抜けていないから。

学校生活も終盤に差し掛かり、いよいよ本当に自分は夢を叶えられるのか、今後の将来に対して一気に現実感が沸いてきました。

彼は焦りを感じ、「声優になれるのならばなんだっていい、またあらためて勉強しなおそう」そう考え、卒業後は他の養成所に入所することを決意しました。今までの学校と違い、小さい少人数制の養成所。

競争率も低くささやかな仕事でもいいと考えるようになった彼はそこに入所します。そして無事に無名の事務所に所属することになったのですが、結局待っていたのは仕事ではなく、また有料の事務所のレッスンを受け続けるという末路でした。

彼は結局声優として花を開くことはできませんでした。そして夢はいつしか消え、ただ生きるために生活をしていくために働くという現実を目の前に、後悔の道を歩むという結果となったのです。

夢を優先できるかどうか、が末路を左右する

もう一人のケースをご紹介しましょう。

彼女は真面目で堅実な女性。親に声優学校に入るためのお金を出してもらうことが忍びなく、自分でアルバイトしながら学費と生活費を稼ぎつつ、勉強することに決めました。その声優学校は授業が多く日々の課題も少なくなかったのですが、彼女はその真面目さからアルバイトを減らすことが出来ません。

全てにおいて手を抜くことができずに、声優の勉強を最優先にすることが出来ない状態になっていました。そんな折に親が倒れたとの連絡。命に関わる事態ではありませんでしたが、親の辛そうな顔を見ているうちに「自分は何をやっているんだろう、私は娘なのに」と思うようになります。

そして「娘ならば親の看病をすべきだ」と自己判断し、学校を休学、そして復学できずに退学へ。その後夢とは関係のない仕事をし、結婚をし、ある意味堅実な道を歩むという末路となりました。これは夢を優先できない真面目な人ほどありがちな話です。

アルバイトを優先する、親を優先する…それは一概に悪いことではありませんが、声優になるためには時には心を鬼にして夢を優先するということも必要なのです。

最後に

これらの話は、決して珍しいことではありません。声優という選択は、必ずしも声優学校へ通えば叶うというものではなく、努力が結果に結びつくかどうかは人それぞれなのです。あなたの周りにもそのような末路となる人が少なくないはずです。

あなたはどんな道を歩むのでしょう。その末路はあなたの考えと行動次第なのです。

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