喉声は喉仏が上がり、喉が狭くなっている状態で大量の息を無理やり吐き出しているので、声の響きが感じられません。聞いている人には、耳障りだったり、高音だと苦しそうに聞こえてしまったりします。

喉声を治す方法はいくつかありますし、ここでもそれらを紹介していきますが喉声は簡単に治るものではありません。喉声は自覚症状がない場合も多いので、まずは自分の声を客観的に分析してみることが必要です。

例えば、自分の声を録音して聞いてみましょう。

高い音がキンキンして聞こえたり、裏返ったりかすれたりしていませんか。声が不安定で聞きづらいと感じたら喉声になっているかもしれません。

喉声は喉に余分な力が入っている状態なので喉を疲れさせ、時には喉を傷めてしまうこともあります。自分が喉声かもしれないと感じたら改善に努めましょう。

喉声の原因

なぜ、喉声になってしまうのでしょうか。

まず考えられる原因は、首や肩等の上半身に力が入っていることです。首や肩等、喉近くの筋肉に力が入っていると、自らの首を絞めてしまい喉の気道が狭くなってしまいます。同時に声帯も緊張してしまうので奥行きのある声を出せなくなってしまいます。

首肩回りのストレッチをしてコリをほぐしておきましょう。

加えて、あたためるとリラックス効果もあり、筋肉の緊張もほぐれていきます。

もう一つの原因として、舌の筋力低下が考えられます。

舌の筋力が弱まると、常に舌が下がった状態になり、これは気道をふさぐ要因です。そうすると、知らず知らずのうちに喉に力を入れて声を出す習慣が身についてしまっていることがあります。

改善するには、舌の筋肉を鍛えましょう。

舌の筋肉の鍛え方ですが、舌の最先端を上の歯茎の後ろにつけて舌の裏の筋肉を伸ばします。その状態で口を閉じて舌を上あごに張り付けます。これをできるだけ長く続けてみましょう。

最後にあげる原因はたばこです。

たばこを吸っている人は煙に含まれているタールによって声帯に炎症を起こしやすくなるためです。喉声は自覚症状がないまま、長い間続けていると、癖になってしまい治すのに時間がかかります。喫煙者は禁煙を心がけましょう。

喉声の治し方、腹式呼吸をしよう。

喉声を改善するには、喉の力を抜いて、気道を広くした状態で声を出せるようにする必要があります。

これには腹式呼吸を習得するのが効果的です。

腹式呼吸によって喉の動きを抑制できるようになれば美しい声をだせるようになります。

腹式呼吸の練習はボイストレーニングと呼ばれ、専門的な指導を行う教室もあります。

教室で指導を受けるほうが効果がでやすいのでおすすめですが、ここでは自分でできるトレーニングを少し紹介します。

まずは、全身の力を抜いて体をリラックスさせましょう。

次に喉を大きく開けた状態で「アイウエオ」を言ってみます。

喉を大きく開けた状態がわかりにくければ、あくびをした時の喉の状態と思ってもらえれば結構です。

発声練習は、はじめは小さい声で行い、徐々に声を大きくしていきましょう。

こうしたトレーニングはすぐに効果が出るものではありませんので、長期のスパンで続けてください。

それでも、効果が得られないと感じた場合にはボイストレーニングの専門家に指導を受けるほうがいいでしょう。

■喉声の治し方、スプーンを使ってみる。

スプーンを使った治し方もあります。

やり方は、簡単にいうと、「スプーンを喉の奥に入れる。」だけです。

これだけ聞くと荒治療だと驚く人もいるかもしれませんが、だれにでもできて、しかも効果もある程度期待できる方法ですので、ぜひ試してみてください。

まずは、スプーンをもって鏡の前で声を出します。

口の中をのぞきながら「あー」と声を出してください。

この時、下を向いて口を開けると喉が見えませんから、正面を向いて行ってください。

暗くて口の中が見えない場合は、懐中電灯やペンライト等を口に当てた状態で声を出しましょう。

その時にスプーンで舌の奥のほうを押さえつけます。

続けて声を出してみると声の質の違いがでてくるのですが、自分の耳で声の違いを確認してみましょう。

声に奥行きが生まれて、まろやかな声になっていたら成功です。

スプーンで押さえつけた舌の位置ときれいな声を記憶しておいて、今後の参考にしていくことができます。

しかし、この方法を行っても喉声が治らなかったりきれいな声が出ないこともあります。

重ねて言いますが、喉声を治すのは非常に難しいのです。

どうしても美しい声を出したいと考えているのであれば、ボイストレーニングに通うほうがいいでしょう。

まとめ

以上のように、喉声の原因は様々あり、複合的な要因が絡み合っている場合もあります。

まずは、自分の声を録音して聞いてみて、分析することから始めましょう。

できれば専門家の指導を受けるのが望ましいですが、それができないという人は上記の方法を試すなりしながら自主練に励みましょう。

ちなみに、発声練習のときに比較的低い声を出すように意識すると喉声の症状が治まりやすいのでよかったら試してみてください。