将来、声優やアナウンサーを目指している方も多いと思いますが、学生のうちから何か練習をしておいたほうが良いのでは?と思う方も少なくないようです。

本気で声優やアナウンサーを目指すのであれば、早めにトレーニングをしておくことは、決してマイナスにはなりません。正しいトレーニングを身につけて、夢を実現できるようにしましょう。

発声練習の前に

声優やアナウンサーになるためには腹式呼吸がもっとも重要だとされています。息を素早く吸い込んで、なるべく長く息を吐き続けることが大事だとされています。一定量で息を吐き出すのが理想的なようです。

声優やアナウンサーのお仕事をする上で、長いセリフをしゃべったり、大きな声を出すことは日常茶飯事です。腹式呼吸をマスターしておくことで、息を長く使い続けることができるようになります。

腹式呼吸は必ず鼻から空気を吸うことがポイントです。その際に、背筋をきちんと伸ばして、肩は動かさないようにするようにしましょう。

息を吸うと、お腹がふくらみ、息を吐くとお腹がへこむようになると、腹式呼吸になります。なかなかマスターできないときは、あおむけになって、お腹に手を当てて腹式呼吸を練習すると良いでしょう。

無声音で発声練習のコツを覚えよう

声優やアナウンサーを目指すと、一度は耳にするのが無声音という言葉ではないでしょうか。日常ではあまり聞くことのない言葉ですが、一体どんな音なのでしょう。

無声音があるということは、もちろん有声音もあります。有声音は文字のとおりで、声が有る音のことになります。日頃出している声は有声音ということになります。

一方、無声音は声が無い音になりますので、sやkのような音のことをさします。これらには声はありませんが、aやiのような有声音を組み合わせると、声になります。

息の通る音が無声音ということになりますので、声帯が振動する音が有声音で、声帯を使わない、息だけの声などが無声音ということになります。

喉に手のひらをあてて、sの音だけを息を出してみると、声帯の振動は伝わりませんが、sにuをつけてsuと声を出してみると、声帯の振動が伝わってきます。

日本語には母音と子音がありますが、子音は無声音にあたり、唇とあご、歯や舌などを使うことで、音になります。一方で、有声音は口の形を変えることで、音になります。

基本的に母音は有声音になりますが、子音にも有声音もあります。発声練習をするときは、無声音を意識することが、とても重要です。

普段の会話の中で、無声音を意識することは、ボイストレーニングにもなりますので、なるべく意識的にしゃべるようにしてみましょう。

無声音以外のトレーニングのコツ

原稿や台本を読むとき、とても長いセリフを読まなければならないことがあります。間に息継ぎはできませんので、肺活量を鍛えておくと良いでしょう。

肺活量に自信がない方は、鍛えることで息を長く吐き出すことができるようになりますので、日頃から肺活量を鍛えるトレーニングをしておきましょう。

普通に息を吸い込んで吐くだけでも、肺活量は鍛えられますが、さらに鍛えるには、足踏みをしながら息をするのが効果的です。
足踏みをしながら息を限界まで吸い込み、そのまま10秒程度、息を止めます。いきなり息を長く止められないのであれば、少しずつ増やしていくようにしましょう。

肺の中の息がなくなるまで、ゆっくり10秒ほどかけて、息を吐き出していきます。これを繰り返して練習することで、肺活量を鍛えることができます。

※関連記事:美しい声に必要な肺活量を鍛えるトレーニング法

あまりにも滑舌が悪すぎると、声を使ったお仕事は難しいと思います。滑舌や歯切れのことをアーティキュレーションといいますが、原稿や台本をハッキリ聞き手に伝えるために、必要な技術になります。

アーティキュレーションを上達させておくと、原稿や台本をハッキリ発音することができるようになります。早く読むことを目的とするのではなく、一語一句、母音をハッキリ発音することが大事です。

アーティキュレーションは早口言葉を練習することで、上達していきます。いろいろな早口言葉がありますので、間違えないように読み上げる練習をしましょう。

また、普段から早口である場合、アーティキュレーションをするとこで改善されることもあります。ゆっくり落ち着いてしゃべることを意識して練習するようにし、日頃から早口でしゃべらないよう、注意しながら話すようにしましょう。

他にも表情筋を鍛えるトレーニングをしておくと良いでしょう。発声する場合、口や舌の動きだけで表現していると、演技がワンパターンになってしまい、声優をするときに、役の幅も狭まってしまいます。

顔全体の筋肉を使うことで、表現が多彩になってきますので、日頃から表情筋を鍛えておくようにしましょう。顔の表情筋を柔らかくするためのトレーニングをとりいれ、表現の幅を広げられるようにしましょう。

顔全体の筋肉を動かすことを意識的に行えば良いですが、どのようにトレーニングをすれば良いか分からない場合、顔の中心に全てを集めるようにして、その状態のまましばらく維持します。

顔が痛くなるほど、思いっきり中央に寄せてみてください。10秒ほどしたら、顔の力を抜いてください。これを一日五回程度繰り返すと、表情筋を鍛えられます。