仕事と「声」が直結している声優にとって、商売道具とも言える「喉」を痛めることは何としてでも避けたいものです。

ましてや、大事な収録やオーディション当日に「風邪で声が出ない」なんてことだけは、絶対に阻止しなければなりませんよね。
そこで今日は、イベントの前日に運悪く風邪をひいてしまった場合でも、つらい症状を一晩で治す方法についていくつかまとめてみました。

身体を温めてとにかく長時間寝よう

私たちの身体の健康を維持するためには、何と言っても「免疫力」の存在が必要不可欠です。

免疫力が低下すると、ウィルスの侵入はおろか、体内で活発に活動することまでも許してしまうことにつながっていきます。

そもそも、人は風邪をひくと身体が冷えて免疫力も低下気味の状態となるため、体内のウィルスを倒したり攻撃することが困難になってきます。

そんな時、免疫力を無視して風邪薬だけで風邪を治そうと思っても、風邪薬は「ウィルスを倒す」のではなく「風邪の諸症状を和らげる」効果しかないため、薬の力で熱や鼻水をいくら抑えても風邪自体は治っていないことが多いのです。

だからこそ、まずは身体を温めてゆっくりと眠ることが完治への近道となり、一晩しっかりと寝ることで免疫力や治癒力を体内で活性化させることができるのです。

ちなみに、身体を温めるための効果的な方法としては、就寝前に身体を温める効果のあるしょうが湯や甘酒を飲んだり、首の後ろにタオルで包んだカイロをあてることもおすすめです。

また、加湿器を使用したり、加湿器が無い場合は濡れたタオルを室内に干すなど、室内の湿度を下げないように心がけたり、鼻や喉の乾燥を防ぐためにはマスクの着用も効果的です。

寝る前に水分をたくさん摂ろう

風邪ウィルスは湿気に弱く乾燥した環境を好む性質があることから、風邪の時は体内に充分な水分を蓄えることが大切です。

とはいえ、水だけを大量に飲むと体液が薄まってしまい、身体が水分を吸収しないように働きかけてしまうため、風邪の時は体液に近いポカリスエットなどのイオン飲料を積極的に飲むなどの水分補給が必要となってきます。

そもそもポカリスエットが作られたコンセプトとは「飲む点滴」であり、体内の水分が足りない時には病院の点滴代わりの役目を果たしくれる飲料だと言われています。

もし、ポカリスエットの甘みやが気になると言う場合には、より体液に近く体内に浸透されやすい経口補水液であれば、カロリーが抑えられるだけでなく、豊富なミネラルやナトリウムを簡単に摂り入れることができます。

但し、冷たいイオン飲料を大量に飲むと身体が冷えて逆効果になることもあるので、風邪の場合は冷蔵庫で冷やさずに常温のものを飲むようにしてください。

免疫力を高める食材を摂ろう

低下してしまった免疫力を早急に回復させるには、ビタミンAやビタミンCを多く含む食べ物を積極的に摂取する必要があります。

幸いなことにビタミンAとビタミンCを含む食材は大変多く、風邪で食欲が無い場合でもオレンジやレモン、イチゴやパイナップルなどフルーツにもたくさん含まれていますが、できれば抗酸化作用の強いビタミンEを含む食品を一緒に摂ることで、酸化しやすい弱点をもったビタミンAを効率良く摂取することができます。

もし、風邪の症状がひどくなりつつある場合には、豚肉などに含まれるビタミンBを一緒に摂ったり、体力回復に効果のある炭水化物や糖質が含まれた食品を摂ることで更なる悪化を防ぐことができますが、これらの栄養素は24時間程度で身体の外に排出されてしまうため、毎回の食事に摂り入れて行くことが早期回復のカギとなっています。

また、血液の循環を助けて身体を温めてくれる食べ物は、卵やニラ・ネギにしょうがが効果的であり、殺菌作用の高い大根やニンニクやネギは喉の痛みや咳がある時は大変おすすめです。

ホウレン草やトマトなどもビタミンが豊富で健康に良いとされる野菜ではありますが、これらは身体を冷やす食材でもあるため、風邪の際には控えた方が良さそうです。

他にも、きゅうりやスイカ、蕎麦や貝類なども、身体を温めたい場合には不向きな食材ですので、風邪が治ってから摂るようにしてください。

ちなみに、咳が多い時は症状を悪化させる恐れのあるモチ米やタケノコ、ミカンの食べすぎには充分注意するようにしましょう。

まとめ

風邪を悪化させることなく一晩で治すためには、何と言ってもすぐに対処することが大変重要です。

「あれ、風邪かな」と思ったら、まずは身体を温める食べ物や飲み物や水分を摂り、良く寝ることに全力を注いでください。

声優の商売道具でもある「喉」を重点的に回復させたい場合には、とにかく首をマフラーかタオルで温めながら休むことが重要です。

マスク着用で眠ることも効果的ですが、ガラガラに枯れた声を早急に治したい時には、濡れたマスクをして寝ることで効果は更にアップします。

また、薬の服用をやむなくする場合は、必要以上に抗生物質を服用しないように心がけましょう。

最近では、私たちが服用してきた風邪薬などに含まれる抗生物質が原因で、耐性菌と呼ばれる新しい菌が存在し始めており、その感染力が大変強いことがわかってきたため、抗生物質の摂取量にも注意が必要となっています。

その点、漢方である葛根湯であれば、抗生物質は入っておらず喉の炎症を和らげる効果もあるので大変おすすめです。