わたし宛に「舌小帯短縮症でも、声優を目指せますか?」という質問メールを頂きましたので、そのことに触れたいと思います。

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)の手術」は、滑舌を良くする方法として知られていますね。

私は医者ではないし安直なことは言えませんが、あなたが舌小帯短縮症で声優に限らずしゃべる仕事を目指そうと考えているなら「手術」を受け、「言語聴覚士の元でリハビリ」を受けてから、プロとしてのトレーニングを始める方が最善の道なはずです。

舌小帯短縮症とは?

舌小帯短縮症は、生まれつき舌の裏側についているヒダの位置が生まれつき短かったり、舌の先端に近いところについていることで診断される先天性の疾患です。

具体的には、舌の動きが制限されることで、発音障害につながることが一般的にも知られていますね。

ただ、舌小帯短縮症は、軽度だと日常生活にはさして支障がない先天性疾患です。なので、乳児期の時に舌小帯短縮症と診断されていても、医療保険の対象外で手術をする医療機関も限られることもあって、手術をしていない人もいます。

赤ちゃんの時に診断はついているはずなので、ラ行の滑舌で悩んでいる方は親御さんに聞いてみるとよいでしょう。

医学的見解から詳しく知りたい方は、昭和大学歯科病院 口腔リハビリテーション科の「おくちでたべる.com」・国立大学法人東京医科歯科大学HPなどで情報発信していますから、そちらのサイトで確認してみて下さい。

舌小帯短縮症と発音障害

舌小帯短縮症の考え方

舌小帯短縮症の手術を検討すべき理由

ライバルが出せない声を出せるのは魅力的ですが、ライバルがあたりまえにできることをできないのは、不利になります。

具体的には、舌小帯が短いことで動きを阻害され舌先が上あごにつかないので、プロとしてラ行の発音が下手に聞こえてしまいます。

日常会話レベルでは誰にも真似の出来ない独特の声質ともいえますが、プロとして仕事をしたいのであれば、練習では改善しきれない滑舌の悪くなっている原因は治しておく方がよいでしょう。

舌小帯短縮症の手術は自費

ただ、舌小帯短縮症の手術は3割負担ですまない、全額負担の自費になります。

診断後でも医療保険に入れるの?

少しでも自己負担を少なくしたいと思うはずですが、保険会社の医療保険には入れない疾患です。

滑舌は舌小帯短縮症の手術だけでよくなるの?

残念ですが、手術だけでは可動域が広がっただけなので良くなりません。さらに言語聴覚士の元で、トレーニングを必要とします。

まず、言語聴覚士の元で滑舌矯正を受けることで、子供が成長するにつれて自然と身につけていく動きを身につける必要があるんですね。

最後に

舌小帯短縮症であれば、手術だけではなく、しっかり機能回復まで取り組まないと、手術だけでは滑舌が良くなるわけではありません。誤解しないようにして下さいね。