皆さんは「ナレーター」という言葉を知っていますか?

「声を使う」「喋る」「いい声」

きっと様々なイメージを持っているでしょう。

でも、テレビに出てくるわけでもないし、
声はすごくよく聞くけど、名前は知らない…。
なんてこともあるのがナレーター。

ここではそんなナレーターについて、詳しくお話させていただきます。

え!?こんなものまで?意外と幅広いナレーターの仕事

皆さんの考える「ナレーターの仕事」とはどんなものでしょうか?
多くの方が想像するのは

    ・テレビ番組のナレーション
    ・テレビCM

この2つをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

もちろんこの2つも代表的なナレーターの仕事です。
でもその他にもこんな仕事もあります。

    ・ラジオCM
    ・街頭ビジョンCM
    ・コンビニやドラッグストアチェーンなどの店内放送
    ・ニュース番組のナレーション
    ・カーナビなど電化製品の音声
    ・電車の車内、駅アナウンス
    ・留守番電話、音声通話のガイダンス
    ・新入社員教育用ビデオナレーション
    ・プラネタリウムのナレーション
    ・博物館など展示会用の副音声
    ・オーディオブックの読みあげ
    ・コンサートやイベントなどの進行アナウンス
    ・店頭用、WEB用プロモーション動画のナレーション
    ・WEBコンテンツ用ナレーション
    ・企業PRビデオナレーション

どうでしょう?
あなたはいくつ知っていましたか?

以上にあげたものは、まだまだほんの一部にすぎません。
こうして考えてみると、日常の中で目にする、ありとあらゆるものに音声がついていて、
その音声の数だけ、ナレーターの仕事があるということが分りますね。

ぜひ皆さんも自分たちの暮らしの中でどのように「声」が使われているのか考えてみてください。
きっとその数の多さに驚かれると思います。

ナレーターってどんな人?

さて、この日常にあふれている「声」。
一体どんな人が担当されているのでしょうか?

ちょっと想像してみてください。

1)やっぱりきちんとした言葉を喋らないといけないから、
現役アナウンサーの方や、元アナウンサーの方?

2)声を使って表現をするんだから、似たようなところで声優さん?

3)同じように喋る仕事なら芸人さんや役者さんでもいいんじゃ?

4)いやいや、ナレーションは特別な技術が必要だから
専門の学校や養成所を出た生粋のナレーターじゃない?

5)そもそも日本語が喋れればいんだから、
ちょっと声のいいそのへんの人でもいいんじゃない?

どうでしょう?
あなたの考えるものはありましたか?

実は……

答えは「どれも正解」なんです!

現役アナウンサーの方から声優さん、お笑い芸人さん、舞台役者さん。
本当に何の訓練も受けていない一般の方の声が使われている事もあるんです!
もちろんナレーター専門の養成所やスクールで学ばれて
そのままナレーターになられた方もいらっしゃいます。

日常にこれだけあふれる「声」にはそれぞれの「ニーズ」というものがあります。
要はそのニーズにかなっていて、最低条件として「きちんとした聞き取りやすい日本語を明るく話せる」ことができれば、どんな人でもOKなのです。

もちろん、ただの素人が「じゃあ私も今日からナレーターになる!」といってすぐにお仕事ができるか…というと話はまた別ですけどね。

 

まとめ

・職種・職業の枠ではわかりにくいナレーターの位置づけを表でまとめてみましたので参考になさってください。
ナレーターの仕事