いい声って何でしょうか?みなさんの考える「いい声」をちょっと想像してみてください。どんな声でしたか?では次に自分の声を思い出して見てください。

 

どうでしょう?自分の声は「いい声」でしたか?

そもそも「いい声」って何でしょう?

誰にとっての「いい声」なんでしょう?

 

「いい声」ってどんな声?

「いい声」とはあなた自身の素直で真っ直ぐな「地声」です。自分みたいなこもった声が?なんて思うかもしれません。私自身も、勉強を始めたばかりの頃は自分の声は暗いし、低いし、こもっているしでちっとも好きではありませんでした。

 

自分の声がいい声でないと思っている人の多くは同じような悩みを持っていると思います。

 

でもちょっと考えてみてください。赤ちゃんの時はどんな声をしていましたか?

 

赤ちゃんの泣き声がこもっていたり、聞こえづらかったりというのを聞いたことがないですよね。

 

それもそのはず。

 

赤ちゃんの泣き声は生きるためのサインです。こもっていたり、聞こえにくい声では命に関わります。あんなに体が小さいのに、3軒先まで響くようなよく通る大声が出ますよね。あれこそが全身で鳴らす、本当の「自分だけのいい声」なのです。

 

「いい声」とは自分だけのまっすぐな声です。赤ちゃんの鳴き声や、子どものころにはしゃいで出したきゃーっというような声。とても遠くまでよく響く声ですよね。

 

皆生まれつき持っているはずの「いい声」。なぜか大人になるとだんだん忘れてしまうんですね。

 

「いい声」は人の数だけある

「いい声」は○○さんのような声というような代表例はありません。もちろん人それぞれ好みな声はありますが。私は生まれついての悪声というのはないと思っています。どんなに掠れたハスキーボイスでもどんなにキンキンした声でも、「いい声」にはなれるのです。

 

ためしに寝転がってリラックスした状態で、大きなあくびをしてみてください。

 

ふあ~~~っと出るその音。

 

体のどこにも力が入らず、体全体に響く声。

 

これがいい声です。

 

もうわかりましたね?

 

「いい声」はあなた自身の「地声」のことなのです。

 

「いい声」は作れる

地声を出すのが一番とは言っても人はその場その場でついつい声を作ってしまう生き物なのです。本当にリラックスした時に出している声が一番自分の「いい声」だというのは分かっていても、常にその声を出し続けるのは至難の技。友達と電話をしている時、気の置けない仲間と飲んでいる時。その時の声が一番のいい声です。

 

大切なのは自分でどの状態だ「いい声」なのか?ということを覚えておくことです。

 

いろんなシーンでの自分の声を録音してみましょう。一番素直でのびのびと喋っている時の声があなただけの「いい声」です。

 

自分の声を録音してみよう

いい声かどうかを確認するのはほかの誰でもないあなたです。まずはボイスレコーダーや、スマートフォンの録音機能でも構いません。

 

とにかく自分の声を録音して聞いてみましょう。自分が思っている声とのギャップがかなりあるはずです。しかし、その声こそが他人がきいているあなたの声です。