精神は私達のパフォーマンスに大きな影響を与えます。たとえ実力があっても、緊張やプレッシャーに極端に弱ければいざオーディションというときに持っている力を発揮できません。結果十分なパフォーマンスができなければ、その緊張に負けた状態がその人の実力とみなされてしまいます。

これは避けたいですよね。

メンタルが弱いと自分で思っている人は意外と多いのではないでしょうか。

私達の精神は、非常に繊細なものです。落ち込むことや不安に思うことは必ずあるでしょう。これをすぐ簡単に乗り越えていける人もいる一方で、回復するまでに長い時間がかかってしまう人もいます。ひどく落ち込みすぎてしまえば、精神的に疾患を抱えてしまう人もいるかもしれません。

気持ちが落ち込んでいるときは、心が辛く生活が苦しくなるだけでなく、普段ならばできることができなくなってしまったり対人関係に影響が出てしまったりと、生活面にも大きな影響を与えてしまいます。できることなら、落ち込むことがあってもすぐに回復していつも通りに戻りたいですよね。

筋肉ならば筋トレで鍛えることができますが、精神面を鍛えて強くするにはどうしたらよいのでしょうか。

目次

メンタルが弱い人の状態

そもそもメンタルが弱いというのはどのような状態をいうのでしょうか。

「大きなチャンスを目の前に、プレッシャーを感じている。」
「仕事で大きなミスをしてしまい、クヨクヨしてしまう。」
「対人関係で、ネガティブ思考に流される。」

などのように、心が弱っている状態が長く続いてしまう状況を指してる場合が多いです。

メンタルが強い人であっても、このようなことで気持ちが落ち込んでしまうことはあるでしょう。強いと感じるのは、その状態から回復する速さが早いだけです。

言い換えれば、メンタルの弱いと考えられる人は、感受性が豊かであるといえます。人に共感したりする力が強かったり、責任感が強かったりすると、心に生じた問題が長く強く心にとどまってしまいます。そう考えると、メンタルが弱いというのは一概に悪いこととは言えないのではないでしょうか。精神的に強くても、責任感がなかったり人に共感できなかったりするよりよっぽど社会性に優れているといえます。

とはいえ、長く落ち込んでしまい日常生活に支障が出るような状態は避けなければなりません。

メンタルを強くする5つの方法

ちょっとしたことで、へこたれない精神を身につけるためのヒントをお話していきます。

慣れる

1つ目の方法としては、慣れてしまうことです。

重大なプレゼンの前やお得意様との取引前、どうしても緊張してしまう人も多いでしょう。しかし人は慣れていく生き物です。数をこなして慣れていくことで、緊張感や不安感は同時に消えていきます。

開き直る

開き直ることも大切な方法です。

完ぺきな人間はいません。誰でも必ず失敗した経験はあるし、これからもいろいろな失敗をしていくでしょう。精神的に弱いと考える人はどうしても悪い方向に未来を予測してしまいます。そうなってしまってはいやだと思うから自分が追い詰められてしまいます。どうしても最悪の状況を想像してしまうなら、「そうなってしまっても仕方がない!」と開き直ってしまいましょう。

最悪の状況を想像してしまうから、失敗を恐れて精神的に追い詰められてしまいます。あなたが想像している未来は、自分自身が作り上げた不安の塊に他ならないのです。自分で自分を追い詰めないためにも、まだ起こりもしていない未来の出来事をあれこれと考えてしまうのを辞めるもの、精神を強くする方法の1つです。

心の準備しておく

そうはいっても、どうしても先のことを考えては不安に駆られてしまう人もいるでしょう。その場合は想像の未来が起こる可能性を回避する力を身に付けましょう。どうすれば最悪の状況を切り抜けられるのか、万が一起きてしまったらその先どのような対応をしたらいいのか考え、今できることをやってみましょう。せっかくならその想像力を生かしていけると良いです。

思考を変える

私たち人は考えた事に大きく左右されます。

今までは「良くない状況を妄想する」話をしてきましたが、そのような考え方を常にしていると、無意識のうちにその迎えたくない未来を迎える方向に舵をとってしまう可能性もあるのです。

自分に自信をつける

それを逆手に取るのが、常にポジティブなイメージを持つことです。

例えば絶対に失敗したくないことがあるとき、どうしても上手くいかなかったイメージを浮かべてしまうことが多いです。しかし実際にパフォーマンス中にそのイメージがよぎってしまったらどうでしょうか。できるものもできなくなってしまいそうですよね。

そのため、イメージするのは成功したときのイメージにすることをおすすめします。何度も何度も頭の中で成功させていくことで、本番もきっとその通りになると信じることができます。

最後に

根拠のない自信であっても、自分の精神を元気づけられるなら持っておくべきではないでしょうか。

自分のメンタルが弱いと思いこんでしまうことで、成長を妨げてしまう可能性があります。まず手始めに、マイナスに考えすぎ無いことをおすすめします。