今から実践できる!うまく聞こえる朗読のコツ

上手な朗読は、その話に誰もがグッとひきこまれます。朗読には表現力が大切で、その技術を身につけるのは簡単ではありません。しかし上手く聞こえる朗読のコツが分かれば、聞き手の印象はガラリと変わります。

今日から実践できる朗読のコツをまとめてみました。

朗読の基本!まずは正しい姿勢から

朗読が上手な人は、見ていても美しい印象を与えます。それは背筋がすっきりと伸び姿勢良く話をするからです。朗読は必ずしも目の前に観客がいるとは限りませんが、姿勢を正すことで良い声に変わっていきます。いつも誰かに見られていると意識しながら、まずは正しい姿勢で朗読するようにしましょう。

正しい姿勢を保つにはおへその下に意識を集中させ、頭の先からひもで引っ張られているようなイメージを持つことです。足は肩幅くらいに広げ、頭、首、肩は真っすぐになるよう背筋を伸ばしましょう。朗読は本などを手に持つことも多いと思いますが、目線は出来るだけ下げないように。目線が下になると猫背になってしまいます。

腹式呼吸ではっきりとした声に

朗読は、誰が聞いても聞き取りやすくはっきりと話すことがうまく聞こえるコツです。その為に重要になるのが腹式呼吸。呼吸をするときに横隔膜を上下に動かす呼吸法で、鼻で吸い口で吐くと出来るようになります。横隔膜が下がるとそれに伴い肺が下の方に広がることで、深い呼吸になります。

より多くの酸素を取り込むことで声量が増え、大きくはっきりとした声になるのです。腹式呼吸は慣れないうちは大変かもしれませんが、コツをつかめばグッと良い声になります。声の質が良くなりますので、朗読だけでなくあらゆる声の仕事に役立ちます。ぜひ習得しましょう。

練習方法はお腹に風船が入っていることをイメージし、お腹を膨らませます。まずはゆっくりと息を吐くことから。口から風船の空気を外に出すつもりでお腹をへこませます。次にゆっくりと鼻から息を吸い込みましょう。お腹の風船がだんだん大きくなることをイメージします。肩や胸などは動かさず、動くのはお腹だけ。お腹が膨らんでいるのか実感できるよう、おへそあたりに手を添えると良いでしょう。ちなみに朗読で気になる呼吸音や唇のパクパクとした音(リップノイズ)は、腹式呼吸をマスターすると気にならなくなりますよ。

朗読の練習、あると便利なものは?

朗読を上達させたいなら練習が一番。でもただむやみに文章を読んでいるだけではなかなか上達しないものです。朗読は一人でもすぐに練習できますので、今日からでも正しい方法で実践してみましょう。まず準備するものは鏡。前述した正しい姿勢と腹式呼吸が出来ているかを必ずチェックします。

あなたがイメージする朗読の見本、を想像して話す練習をします。全身を見るには姿見がベストですが、気軽に練習する用に手鏡があると便利です。朗読に大切なのは表情。豊かな表情なら声に広がりを感じます。口が大きく開いているのかを確認しながら練習しましょう。

朗読の練習におススメなのは、短めの絵本。登場人物のセリフがあるものが良いですね。文章が短めの本をいくつか用意しておくと良いでしょう。また口が渇いていては声も出しづらくなりますし、喉にも良くありません。口を潤せる水分は必ず用意しましょう。唾液が出やすいように、レモンや梅のすっぱいキャンディーやタブレットを持ち歩くのもお勧めですよ。

練習の様子はICレコーダーなどで録音すれば客観的に自分の声が確認できます。今はスマートフォンのアプリもありますので活用しても良いですね。自分の話し方、スピードや滑舌、表現力、またリップノイズなどが入っていないかチェックすれば、改善すべき点が見えてくるでしょう。

朗読で大事なのは心がこもっているか

はっきり聞き取りやすく間違えないように…と意識していると読むことに集中しすぎてしまいます。朗読が上達するコツは心をこめること。それが出来なければ、たとえ上手に読んでいても物語の中に相手をひき込むことはできません。

少し大げさかな、と思う程度に変化をつけて読む癖をつけましょう。

恥ずかしい気持ちがあってもそれを乗り越えて。聞いている人はあなたの声を聞いて物語の情景を思い浮かべます。あなたの声だけが聞き手に想像させる要素となるため、そこを意識して読むことが大切です。

一つだけ、朗読がうまく聞こえるテクニックをご紹介しましょう。

文章の「接続詞」に着目する読み方です。

接続詞は文章と文章を繋ぐ役割がありますが、ここから物語がさらに展開するお知らせの意味もあります。

例えば「ところが」という接続詞。これをただ平たんに読むだけだと聞き手に何も印象付けられませんが、物語にそって抑揚をつけてみると、これからの場面の展開に聞いている側はドキドキするように。

少し早めに「ところが!」と言えば、急展開する印象を与えられますし、低くゆっくりと暗めに言えば、これから良くないことが起こる印象を与えられます。具体的な文章を言わなくても接続詞に着目することで朗読全体の印象が変わってくるのです。朗読は簡単ではありませんが、難しく捉えすぎる必要もありません。心を込めて読めば相手には伝わりますよ。

最後に

朗読はコツをつかめばグッと聞き手の印象は変わり、またその変化は自分自身でも実感できるものです。意識して練習すれば誰もが上達します。ぜひ今日から取り組んでみてください。きっとあなたも自信を持てるようになるはずです。