声優はある意味で、強烈な弱肉強食の世界です。

華やかなイメージがある業界ですが、アイドルやアーティストが所属する芸能界と基本的に同じです。人気商売であり、売れっ子のスターは引く手あまたですが、反対に売れない声優や売れてない声優の方が実質的には多数派を占めています。

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売れない声優の傾向

ただし売れない方にはいくつかのパターンがあります。

ベテラン声優の場合

実力は十二分を持っているが、今現在主流の作風にマッチしない、という理由でなかなかオファーをもらえないベテランの方々も多いです。現状アニメの分野では、いわゆる萌え系の可愛い声と細身のイケメンキャラの声質が人気です。

マッチョで男臭い声色の渋い男性やハスキーボイスな女性のベテラン声優は少し仕事量が減っています。

ただキャリアが豊富な方の場合は、第一線の主演キャラのオファーは少なくなっても、サブキャラのオファーを受けたり、物語の後半にしか出演しないものの、重要な敵キャラの配役をもらうなどして、生計を立てていらっしゃっています。

また、熟練の方は今まで培ってきたスキルを活かして、専門学校の方で臨時講師になったり、音響関連のスタッフとして働くなど、二足の草鞋で生活なさっている方々も多いですね。

新作アニメに出演していないイコール世間の需要が無いというのは早計です。今ではスマートフォンゲームやテレビ番組のナレーションやテレビゲームのキャラクターボイスなど、多種多様なお仕事先があります。

新人声優の場合

一方でまだ実力や知名度が十分ではないため売れない若手声優の方々も、実際は少なくありません。そういった方々はオーディションを受けて自分を積極的にPRする必要がありますし、実力が不足しているなら色々な方法で演技力などを磨き、売れる条件を揃えていくのが成功へのセオリーです。

売れない若手声優は収入が殆どありません。俗にいうとこのモブキャラを演じる事で一応プロとして収入を得ることは可能ですが、それだけで生活が成り立つことは少なく、ほとんどの売れない若者はバイトをしながら、修行中の時期を過ごしています。これは芸能界のお約束であり、やはり他の芸人さんや俳優さんなども通る登竜門的な事です。

本業を疎かにしてはいけませんが、まだ駆け出しの身では一人暮らしは厳しいのも事実ですし、バイトを通して人生経験を積むのも演技の勉強になります。

更に世間的には広く語られませんが、駆け出し中の若手はアダルトゲームやアダルトアニメで別名義でお仕事を担当して、それで生計を立てることも案外多く、今現在人気の方々も通ってきた道です。