司会者

「上手い!」と思われる司会をするには、コツとも言える押さえておくべきポイントがあります。

ここでは、特に大事な3項目を見ていきましょう。

なにはなくとも下準備

司会者の実際の仕事は当日一日で終わってしまいますが、本番に挑むまでに多くの準備が必要です。

事前調査・下準備をしっかりとできるという事が、できる司会者の第一歩といえるでしょう。

また、しっかりとした事前準備は自信につながります。

何があっても慌てず、堂々とした司会をするためにも、準備は周到にしましょう。

当日までの準備の流れを、結婚披露宴の司会を例に見てみましょう。

結婚披露宴の司会を依頼される時期は、一般的には2~3カ月前です。

3~1カ月前に、本人と打ち合わせをします。

披露宴の日時・場所の確認はもちろん、プロフィール表の作成などを依頼します。

会場の下見も必須です。

披露宴会場だけでなく、新郎新婦・親族・来賓の控室や更衣室、化粧室などの場所も確認しておきましょう。1~2週間前に、もう一度本人と打ち合わせをします。

具体的な進行の確認と、来賓や本人たちのデータに間違いがないかチェックします。

会場との打ち合わせも行い、担当のウエディングプランナーに不明点を確認しておきます。

2週間前~当日に、進行表、基本進行台本の作成を行います。

司会進行の基本となりますので、間違いのないように気を付けて記入を。

司会進行台本に注意事項や切り出しの言葉なども書き込んでおけば、紙一枚で式次第を進めていく事ができます。

また、台本は全体の流れを書くに留めて、別に一枚ずつ項目を書きこんだカードを作っておいても便利です。

カードならば突然の変更があっても一枚差し替えるだけで済み、台本に混乱がありません。

当日は、本人・会場との最終打ち合わせ、両親・媒酌人、祝辞依頼者や余興披露者への挨拶、祝電のチェックをします。

祝電は本人に読む順番を確認し、読みにくい字にはふりがなをふっておきましょう。

当日の会場入りは時間に十分に余裕を持ちましょう。時間の余裕は心の余裕につながります。

司会者は黒子と心得る

司会者は、行事の統括プロデューサーであり、現場のタイムキーパーです。

式が進行表通り進むか、どのような雰囲気になるのかは、すべて司会者にかかっていると言っても過言ではありません。

ただし、司会者は飽くまで脇役。そのイベントの流れを作っているのはたしかに司会者ですが、中心人物ではありません。
出しゃばった発言や行動は慎みましょう。

これは服装についても言える事です。

TPOによって異なりますが、多少フォーマルで、清潔感のある服装がいいでしょう。

司会者はいわば黒子ですから、派手すぎる服装は考えものです。

おめでたい席だとしても、主役より目立つような格好をするのは厳禁です。

かといって地味過ぎても場の雰囲気を盛り下げることになりかねません。

イベントの雰囲気に合った、好感の持たれる服装を心がけましょう。

聞きやすい話し方を

司会者は一度に多くの人へ話しかけますので、耳で聞いて誰にでもわかりやすい言葉で話す事が大切です。

はきはきと話す事も大事ですが、あまりてきぱきとし過ぎて威圧感を与える話し方にならないよう気をつけましょう。

また、敬語の使い方には特に気を付けましょう。

司会者は主催者側の一員ですので、出席者には敬語や丁寧語で話しかけることになります。

しかし、「お」や「ご」を多用するようなばか丁寧な話し方は不自然ですし、謙譲語と尊敬語を間違えて使うと、途端に司会者としての格が落ちますので、注意が必要です。

適度な間を置いて、聞きとりやすいスピードで話す事も大切です。

まとめ

司会者は、多くの人に接する、イベント内では公的な立場とも言えます。

公平な立場をとり、言葉や態度にも気をつけましょう。

何より、参加者に気持ち良くイベントを楽しんでもらえる事を第一に考えて勤める事が大事です。